「ドゥンベック」

 

ご無沙汰しています。

ひでこです。

久しくこちらのブログを書いていませんでしたが、その間に新しい楽器が増えました。
その名も「ドゥンベック」。
写真の青いヤツです。
本当は今まで使っていたダラブッカに獣皮を張りたかったんですが、ヘッドが手に入らず、何かその類いのものはないかと探したところこのドゥンベックに行きつきました。

ドゥンベックとゆう名前ではありますが、ダラブッカです。
どうゆうことなのかと言いますと、トルコやエジプトあたりの中東地域ではこのような優勝カップ型(足付酒杯型と言うらしい)の打楽器を総じてダラブッカと呼ぶのだそうです。
で、地域や形、材質が変わることで呼び名が変わるので、ドゥンベックはドゥンベックでありダラブッカでもあると言うわけですな。

非常に古典的な楽器に見えますが、私のドゥンベックのボディの材質はグラスファイバー。
いたって近代的な材質です。

ボディの模様はよくわからない布みたいなやつを貼り付けてあるようで、模様自体はそんなに気に入っているわけではありません。
とりあえずのお試し楽器としてヘッドの材質のみで判断して購入したのですが、私が欲しかった低音と柔らかさもちゃんと出るので即戦力となっています。
この即戦力、ネットで一万円ちょっととは激安でしょう。

本格的なドゥンベックになるともっと高額なうえに重量も上がってきます。
貝みたいなキラキラが装飾されたり、見た目が工芸品のようでかなりいい感じなんですが、これ以上楽器の重量が増えると運搬もキツくなるのでね。

獣皮だと日本の湿度では管理が難しい、と、楽器屋さんが言ってましたが、今のところトラブルなく使えています。
まだ今のドゥンベックで梅雨を経験していないのと、本当に獣皮(山羊皮らしい)かどうか疑わしいってのでなんとも言えないんですがね。
やや正体不明な部分もありますが、しんごのギターの低音との相性はかなり良く、特に「サントロペへと向かって」「赤の風」は曲の重厚感が一気に増しています。
ドラム出身のせいか、低音には弱いですな〜。
しばらくはこのドゥンベックが相棒です。

2017.2.20


 

ひっさびさの「しんごとひでこブログ
」の更新
昨日「40代」に入学したばかりのしんごでございます
まあなんてったって40代、肩腰はそれなりに酷使しているようで接骨院は常用
体力はあるが、やはりイケイケの頃よりは落ちてきていることも、腰回りに肉がついてきたことも認識している
いわゆる世間一般の40歳だ
しかし僕は40歳になったことに対して抵抗どころか、むしろ嬉しいんです
僕が20代の頃に見た40代50代の方々は、カッコいいのなんの
ああいう大人たちに早くなりたいと思っていたのですが・・・



40歳になった今、自分がそういう大人になっていないことに気がつきました
かといって焦燥感はありません
ゴーイングマイウェイのB型ですから(笑)
ただ一つだけ30代最後の年に後悔があります
それは曲が書けなかったこと
四苦八苦しましたが、笑えるくらい何も出てきませんでした
全くもって情けない
しかしこの一年「しんごとひでこ」としてはかなり充実していました
新たな出会いや再会、新たなコラボレーションでの演奏
歌う喜びと楽器を弾く喜び、お客さんに聴いていただける喜びをたくさん味わいました
こいつは大きな糧です

昨晩はひでこが寝てから音楽をかけながら一人呑んでいました
僕がアメリカ人で一番好きなシンガーソングライター「ティム ハーディン」
残念ながらティムは1980年の12月29日に39歳にして亡くなりました
奇しくも僕の誕生日であります
僕は毎年、時間がゆるせばこの「ティム ハーディン3」をかけて何となく一年を振り返ります
このアルバムはライブ盤で、ティムのバックにはクールなジャズバンドが演奏しています
バック演奏も素晴らしいのですが、何より僕が大好きなティムの曲がたくさん収録されており、ティムはそれを自由に楽しそうに歌っていることがこのアルバムの魅力です
The lady came from Baltimore, Reason to
believe, Black sheep boy, If I  were a carpenter ・・・
メロウな歌声に短編小説や詩集のような作品たち
全盛期のティム ハーディンは本当にカッコよかった
彼の歌や曲は世代を超えて響いてきます
しかしティムは40代を迎えられませんでした
だからといって「僕が代わりに!!」などと大それたことは言いません
ウィスキー片手にティムの曲を口ずさみながら、何となく30代への決別と新たなスタートについて考えていた夜でした

2016.12.30


 


「Ann」
お久しぶりです
思うところがあって12月以来の更新となりました
気がつくと8月、一年の半分は過ぎて後半戦にさしかかっております

さて
最近のしんごとひでこはとあるバンドと仲良くさせてもらっている
それは・・・

Ann
ボーカルギター・スミ☆アヤコ
ピアノ・川久保典彦
ドラム・菅田典幸

ロックであり、ポップであり、ジャズであり・・・
あらゆるジャンルが三人に集約され、また三人から放出される
そのライブの熱量はハンパじゃない
お三方の技術力や表現力は凄まじいものはあるが、Annのライブを観るとそれ以上に「音楽の喜び」を感じずにはいられない
2年前、初めて観たのは藤沢の小さなバーだった
その迫力たるや!!
スミさんの声と詩は何処までも伸びて、空高く連れて行ってくれた
ノリちゃんのピアノは自由奔放で、詩の可能性やサウンドを立体化させていた
この時カホンだったスガッツさんは少年のように楽しくリズムをグルーヴを作り出していた
思わず笑みが止まらなかった
そして酒も止まらず、お会計が壱万円を超えたことも忘れられない(笑)

そんなAnn

親しくさせていただいて、今年の4月にスミさんとノリちゃんと一緒にライブが実現
そして8/21はひでこがAnnのバックコーラスとして参加し、8/29は僕がAnnのボーカルスミさんと一緒にライブをする

ってなワケで僕は毎日のようにAnnのアルバムを聴き、ブズーキやバンジョーにアレンジし直して曲を覚えているのだが・・・
詩と曲とアレンジが素晴らしいので、この作業が大変楽しい
聴いていて飽きない
それどころか、気持ちが上向きになる
背筋がピーンと伸びるというか、堂々となれるというか
特にスミさんの詩を聴いていると自然とフレーズやアレンジが浮かんで来るのだ
僕には到底書けないような詩の佇まいやコードの在り方は勉強にもなるが、それ以上に音楽として上質でハマッてしまう
そして僕の可能性をも引き出してくれる

8月末に演るこのデュオが楽しみで仕方がないのだ

2016.8.15

 

「スケート野郎」
昨日、関東では春一番が吹いたようですね。
花粉が飛ぶ飛ぶ。
マスクが手離せないヒデコです。

世間ではカセットテープが売っている光景をあまり目にしなくなりましたが、我が家ではまだまだカセットテープは現役です。
しんごから新曲を渡される時、媒体はカセットテープがほとんど。
まさにデモテープ。
今回はそんなカセットテープにまつわるお話しです。

世代的に録音物はカセットテープとMDが圧倒的に多いので、時々整理をする。
不要なものは大分捨てたのだが、何となく捨てるのに気が引けるようなやつがたまったまま。

昔やってたバンドの録音、CDをダビングしたやつ、ラジオの録音。

ホントにそれらを聞きたいと思うかと言ったらそうでもない。
なので、それらの整理に踏み切った。
とりあえず聞きながら選別していると、結局じっくり聞いてしまい捨てられず…。
なんだかこの繰り返しだ…。

そんなことをしながら出てきたカセットテープに「スケート野郎」と書かれたものがあった。
そういえばこれ、高校生の時にラジオを録音したやつだ。
当時はインターネットなんてものはなかったから、タダでいろんな音楽を聞けるものといったらラジオだった。
よくやっていた手法は、ラジオ番組を録音してその中でかかった気に入った曲を、別のテープに録音して勝手にオムニバスを作るとゆう手法だった。
だからカセットテープはラジオの録音が圧倒的に多い。
そこで聞いた音楽達は血となり肉となっている。

その中でも一際存在感を放っていたのが「スケート野郎」だった。
多分これは「赤坂泰彦のミリオンナイツ」から知った曲で、ザ・ジャイアンツとゆうグループが歌っている。
理屈抜きでカッコイイ!!と思った曲だ。
いつかこのCDかレコードか手に入れてやるぞ!と、思っていたのだが見つからず、そのまま忘れていた。
一気に思いだし、パソコンを開きとりあえずyoutube。
便利な時代だ。

https://youtu.be/mzO0FhRB8Qk

と、まあこんなふうなGS的なやつなんだが、やっぱりカッコイイな。
スケートのスピード感を見事に表現している。
よけい音源が欲しくなり検索。
便利な時代だ。
が、ザ・ジャイアンツのアルバム的なやつは見つからず、GSのコンピに「スケート野郎」一曲だけ入ってるのは見つけたが、4000円くらいする。
今の私の経済力では購入は厳しい。
金持ちになったら買おうと心に決め、結局このカセットテープは捨てられずにいるのでした。


2016.2.15

「バンジョーを弾いてる理由」

 

いつの間にか年も明け、関東では雪も降り、やっとこさ冬らしくなって来ましたね

しんごです
今回は僕が5弦バンジョーを弾くワケを語りたいと思います
思い起こせばン十年前
フォーク、トラッド、ルーツミュージックに没頭していた僕はギターだけでは飽きたらず他の楽器への興味もわきにわいていた
複弦楽器であるマンドリンやブズーキはモチロンのこと、バンジョーへも
当時、僕が好きだったバンジョー奏者はデロールアダムスや岩井宏などの歌いながらバンジョーを弾き語るミュージシャンで、共通点は「クローハンマー(フレイリング)」
そんな折りに下北沢にあった某レコード屋でクローハンマーの名手に出会った
僕は質屋で5000円の中古のバンジョーを手に入れ、いわゆる「クローハンマー」の右手だけを教わった
が・・・
あのクローハンマーの右手の動作を身体に染み込ませるのに苦労をした
そしてちーとだけ弾けるようになった頃には・・・
バンジョーに対して魅力を見出だせずにいた(笑)
先ずはバンジョーのレギュラーチューニングであるオープンGで弾くと、否応なしにアメリカの音になってしまうことが嫌であった
(勉強が足らなかったんだなぁ、そんなことはないのに)
僕はアメリカのオールドタイムやフォークバンジョーは好きだったが、それを演りたいという欲求は僕のDNAには設定されておらず、さらにオリジナル曲を作ってバンジョーに落としこんでもフォークっぽさが拭えないことにあまり面白味を感じることが出来ないでいた

そして年月は過ぎた

ある時、名古屋の今池のライブバー「リトルビレッジ」にツアーミュージシャンがやって来た
広島から旅して来たベースの弾き語りスト「梶山シュウさん」
シュウさんは当時フレットレスベースとカリンバを用い、その場で伴奏ないし装飾音、またはリズム(手でピックアップを叩き、またはカラピッキングをして)などをループマシンに記憶させながら演奏していくという珍しいスタイルでステージを披露した
初めて観たその日は、シュウさんのそのアイディアにぶっ飛んだのなんの

そして幾年か過ぎ、交流をもつようになり一緒に旅をさせていただいたりした
(この時は名デュオ「しーなとシュウ」)
もちろん音楽の旅なので、毎ステージ端から観ているうちにある考えが浮かんだ

「あのシュウさんのループを使ったベーススタイルをループ使わずに出来ないものだろうか?」
リズムを強調しながらメロディも出し、コード感もあるものといえば・・・

お~!!
クローハンマーバンジョーだぁ!

そう思い、当時シュウさんの最新ソロアルバムであった「ゆほびか」をアホみたいに聴きまくったり、しーなとシュウのライブを観ては、どのようにすれば自分なりに面白いバンジョーが弾けるかを研究してみた
まずはオープンGをやめ、マウンテンマイナーをレギュラーチューニングにしたり、ドロップサムを自己流で練習したり・・・
そして作った曲が現在もしんごとひでこで演っている「風と共にうたえ」
個人的にアメリカっぽさを排除した作品をバンジョーでやっとこさ出来た
もともとこれは僕のソロ曲であり、バンジョーだけで初めて書いた唄ものである

だから「ゆほびか」を聴くと、自分のプレイスタイルないし音楽スタイルを変えようとした強い思いがよみがえってくる
このアルバムはほぼシュウさんの独演で、演奏はもちろんのこと曲や詩も素敵である
一曲目の「らのえてぃあ」などのベースの在り方から僕のバンジョーは大きな影響を受けている

しかし、まさかベースを聴いてバンジョーをまた演りたいと思うようになるとは思わなんだ

音楽や楽器は、得てして全く異なるものから次へのヒントが隠されているものである

2016.1.23



「金延幸子」


かなり空気が乾燥していますね。
肌の手入れは保湿が基本。
楽器も肌の手入れも何事も基本が大事とゆうことで、最近顔にニベア(青缶)を塗りたくるも香料が気になってしょうがないヒデコです。

秋が冬へと向かい空気が冷たく乾いてくると聞きたくなるアルバムがあります。

金延幸子の「み空」です。

大学生の頃に組んだバンドでカバーしたのが、金延幸子の「灯りが消えたら」とゆう曲。
ここで初めて金延幸子とゆうアーティストを知ったわけです。
そんなに知名度がある方ではないらしく、名前を出しても「誰?」みたいなことになることが多いのですが、1968年〜1970年くらいまで活動されていた歌い手さんです。
素晴らしい歌い手さんなんですよ。
ちなみにカバーした「灯りが消えたら」での私のパートはピアニカでした。
旦那もこのバンドに在籍しており、とゆうか発起人だったんですがね、私はいつの間にか丸め込められてメンバーになっていたような気がします。
当時はまさかこの人と結婚するだぁなんて思ってもいませんでしたよ。
何が起こるかわかりませんな〜。
そんなこんなで、当時ガッツリなドラマーでドラム三昧だった私が突然ピアニカを持つこととなりつつも、楽器云々ではない音楽の初期衝動がそこにはあったわけです。

それからとゆうもの、私の中で金延幸子はフェイバリットアーティストとなりまして、ライブアルバムの「レアトラックス」スタジオ盤の「み空」を聞きまくりましたね。
被ってる曲もありますが、それぞれ全くアルバムの色が違うので聞き応え満点。
「み空」は製作者にそうゆう意図があったのかようわかりませんが、乾いた冷たい空気がよく似合う。
だから、毎年今くらいの時期になると「み空」を聞きたくなるのです。
聞きたくなるとゆうよりは季節と共にセットでこの衝動がやってきます。

音楽が与える衝動や風景や沸き上がる感情って人それぞれ。
同じ曲でも聞く人が変われば思い描かれるものも変わってきますね。
まぁ、製作者の意図として聞き手に感じ取ってもらいたいものもあって然るべきでしょうが、聞き手にも感じ方の自由があって然るべき。
そしてまた、演奏する者としては、聞き手の自由な感じ方を意見や感想として聞くことでまた自分の中の景色も広がってくる。
この頃はそんな風に思うのです。
人様の声に耳を傾けてみるって、結構大事なんじゃないかなと。
もちろん、その声を鵜呑みにするってわけではなくてね。
その声に耳を傾けた結果、「違う!そんなんじゃない!」とゆう結果が自分の中で出たのなら、それもまた一つの答えですしね。
何らかの手掛かりだったりすることもあるってことです。

話を金延幸子に戻すと1998年くらいから音楽活動を再開しているようで、まだそっちの音源は聞いていませんが聞いてみたいですな。
どんな風景が見えるのか。

個人的に旬な音楽、旬な思いのお話でした。

2015.12.9


「オーバーオール」


今年は残暑は短く、秋は長いですね
我が家ではいつ炬燵を出そうか思案している日々

こんにちはしんごです
久々の更新です

音楽ネタでこのHPブログを書いているのだが、気がつけば「アルバムの感想」や「好きなアーティストへの思い」を書いて終わりなので、今回はちーとテーマを変えてみようかな・・・と

というワケで「僕のステージ衣装」について
ステージに立つ方は某かのポリシーを持って立つ方が多い
その中には本番前に着替える方もいるが、僕はしない
基本的に「私服=ステージ衣装」である
是  経済的  也  (笑)
様々な服は着るけど、基本的に多いのがオーバーオールだ
これを着たいと思った理由は単純で、キングクリムゾンのビートクラブの映像でドラムのビルブラッフォードが白いオーバーオールを着ているのを見てからだ
あれが非常に・・・
ダサい(笑)
何がダサいって、ブラッフォードはオーバーオールの下は素肌だしオーバーオールに自分のイニシャル「B」が書いてある
からだ
潔さを通り越してダサい
だが、そのダサさが吝かではない
あの映像を観てから十数年経ち、三十過ぎで真似したところ・・・
素肌で着るとゴワゴワして痛いのでタンクトップを下に着てみた
これが悪くない
夏にオーバーオールは逆に通気性が良くて快適
ダボッと着こなすのがここ数年の僕の流行りである
現在所有しているオーバーオールは三つ
デニム  茶色  エンジ
未だにブラッフォードの白はない
ブラッフォードの白はいいや
理由は・・・
ブラッフォードの70年代のプレイが好きではないからだ
ブラッフォードが好きなのはのはシモンズを叩き出し、変態プレイをするようになってからだ

しかし白いオーバーオールを着て、中腰になり、ケツを突き出しながらスターレスを叩いているブラッフォードのその様は・・・

吝かではない

2015.11.12

「Patrick Bouffard」


10月。秋ですな。今年の秋は秋らしい。

このブログを更新する度に季節のうつろいを感じていることに気づいた今日この頃。

つまり更新のペースが落ちているわけですな…。

いかんいかん。


このところ毎日のように聞いているCDがあります。
Patrick Bouffardの「TRANSEPT」。
先日、町田のディスクユニオンを物色中に発見した代物です。
アーティスト名は知りませんでしたが、なんとなく良さそうな気配がする上に半額(確か300円くらい)だっので、とりあえず購入してみたら大当たり。
その前の週のユニオン物色ではハズしていましたが、これでプラスマイナスゼロどころか大幅にプラスです。

初めて聞くアーティスト名だったので調べてみたら、情報が少なくWikipediaも日本語で載ってなくてフランス語。
ちんぷんかんぷんなので「日本語に訳す」をクリックしてみたらそりゃないよな日本語訳で、ちんぷんかんぷん。
とりあえずフランス出身のフォーク・トラッドグループで、ハーディーガーディー奏者のパトリック・ブッファールを中心にダイアトニックアコーディオン、バグパイプを用いたトリオです。
アルバムやライブによっていろんなミュージシャンをゲストに迎えてやっているようです。

中心のパトリック・ブッファールはハーディーガーディーでジャズやロックにもアプローチするそうで、これもまた聞いてみたい。

ジャンルにとらわれずに楽器を演奏する人、大好きです。

フランスの音楽ってゆうと、シャンソンやミュゼット等の上品な食事に合いそうな音楽が真っ先に浮かんでいましたが、これはまた一味違った感じでして。
アラビアンな空気も入りつつ、ガツガツしたロックなノリって言うんでしょうかね、スリリングです。
と、言葉で説明してわかるようなものではないと思うので、こんな時はコレ。


http://www.youtube.com/watch?v=krxBD_7FrlE&sns=em


便利な時代だ。

あまり私はヨーロッパのトラッドミュージックは詳しくはないのですが、こんな風な歯切れのよいスリリングなノリはたまらんですな。

日本に来てくんないかな。

そんな感じで、最近衝動を感じた大当たりな一枚なのであります。


2015.10.3




「MAGMA」


暑いのか涼しいのかハッキリしない
そしてなかなか晴れぬ毎日が続きますな
我が心は晴れているのでヨシとしよう
しんごです


最近僕の中で久々に「MAGMA熱」が発生している
MAGMA…
かの無名なフランスのプログレバンドだ(笑)
彼らは「コバイア語」なる独自の言語で歌う、ちょいと風変わりな奴ら
変拍子、オドロオドロしいコバイア語コーラス、変態的な演奏、そして一曲38分超え、という点でジャンル分けの際は迷わず「プログレッシヴロック枠」にあてハマってまうかわいそうな存在であるが…(笑)

そんなMAGMAが6月に来日した
しかも渋谷に(笑)
金もないのに迷わず行ってしまった
MAGMAの創始者「クリスチャン・ヴァンデ」と三枚目から参加した「ステラ・ヴァンデ」以外70年代のメンバーはいなかったが、新メンバーを加えた総勢8人の演奏は凄まじかった
2時間弱のステージでアンコールを入れて4曲(笑)
さすがだ
コンタルコスで始まりMDKで終わった
(アンコールはゾンビーズだった)
「ハマタイ!」という掛け声を聞けただけで8600円というチケット代は非常に安く感じた(笑)
(個人的な意見です)

40年以上続いているMAGMA
(途中で活動が休止したりはしているが)
ドラムのクリスチャン・ヴァンデは70歳近いというのに若き頃のドラミングよりも遥かに鋭く表現力も豊か、新しい曲も当時の信念からブレることなく、また進化を忘れていない
旬な音楽にも決して負けないそのパワーと信念には圧倒される

というか、よくこのように「在り続けている」と思う
僕の大好きな60年代70年代のミュージシャンたちは様々な「在り方」で今でも音楽を演ってはいるが、たまに「往年の」という言葉では片付け難い残念な様もあったりする
当時はあんなにトンガッていた音楽が妙に大衆づいたりすると「あ~!」とも思ったり、また逆の場合もある
そのようであるのもまた人であり、そのようなであるのも間違いではない
それはそのミュージシャンの人生
聴き手はただアレコレ思い、期待をするだけ
勝手なのだ

勝手なことは思うが、高齢にさしかかっているミュージシャンの音楽の在り方または演奏…
そんな領域はまったく分からないし、想像もつかない
僕個人はまだ「未来の老い」に対して今どうこう考えてもいない
(その日は来るだろうが)
今目の前にある事柄を全力で演るだけ
だが今回観たMAGMAライブのように信念のブレもなく、演奏も衰えを知らない様を見ると「カッコいいなぁ」と心から思うし、自分もそう在りたいとも思う
まあ、どうなるかはわからんが…

あれから三ヶ月
またまたMAGMAをヘビーローテーションで聴いてる最近
音楽もヘビー♪
新作もいい
よくぞこんな曲を考えるなぁと思うし、演奏も素晴らしい
そして聴きながら、クリスチャン・バンデは70歳近いのか疑ってしまうくらいに表現豊かなドラムを叩いている

そう、衰えぬといえばバンデもそうだが、ジョン・マクラフリンもだ
あやつもオカシイ(笑)
まあ、それはいつの日かに…

2015.9.9

「マイケルとフレディ」


PCの調子が悪く長らくブログの更新ができずにいましたが、ようやく更新。ITとゆう言葉さえ苦手なヒデコです。

宝くじが当たったらパソコン教室に行って、出直してきたいですわ。とほほ。


そんなPC音痴のわたしも先月誕生日を迎え、旦那から誕生日のプレゼントとしてQueenのCDをもらいました。
昨年発売されたCDです。
マイケルジャクソンとの共作が収められているので、買おう買おうと思いながらも、なんか買わなかった一枚です。

Queenは、しんごとひでこの共通項その1、と言ってもいいぐらい我々はQueenが大好きなのです。
好きなアルバムは…と言った話はまた今度にして、今回はこのアルバムについて。

未発表曲を3曲含む「ラブソング」を集めたアルバム、とゆうのがこのアルバムのコンセプトのようです。
ほとんど知っている曲ばかりでしたが、「ラブソング」とゆうカテゴリーでこの曲順で聴くとなかなかアリなもんです。
「ラブソング」と言っても、「恋」がテーマの曲だけがラブソングなわけではなく、もっと大きな輪で「生」って感じですね。
肝心のマイケルジャクソンとの共作はまさにそれ。

今から30年程前に制作されたこの共作、今まで世にでなかったのは二人が仲違いをしてしまったからだそうです。
マイケルが飼っている蛇をフレディに紹介しようとしたり、ペットのバブルス君(チンパンジー)をレコーディングスタジオに連れて来たことが原因らしいです。
なんとなくだけど、マイケルは「生」とゆう存在について、「ペット」とゆう概念もなく「生」そのものとして認識していたのかもしれませんね。
スタジオに連れて来たバブルス君に「今のテイクどうかな?」なんて普通に話しかけ、その様子をフレディはけげんそうに見ていたとか。
そこについては人それぞれ考え方があるであろうところでしょう。
仲違いの原因、スケールが小さいんだかデカイんだか。

二人が亡くなってしまったが故に、残されたQueenのメンバーによって世に送り出されたこの共作「There must be more to life than this」(邦題は「生命の証」)、あの世から二人はどんな顔をして聞いているのだろう。
「一緒にやってよかったな。」と、仲直りしていてくれてることを願います。
そんな風に感じた曲でした。
 「there must be more to life than this (人生にはもっと意味があるはずだ)」と繰り返し歌われるこの曲、詞を自分に照らし合わせて考えてみると、今まで独りよがりな生き方をしてきたんだなと恥ずかしくなってしまいました。
人のせいにして人を恨んだり、自分のプライドを守るために人を傷つけたり、そんなことしたって何もいいことないですね。
反省させられた一曲です。

2015.8.24

「シェパーズパイ」


蝉も鳴き始め、夏真っ只中ですな
今年も所謂「酷暑」ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか
久々の更新は、私しんごでございます


さて、今日の「しんごとひでこ」の晩飯は「シェパーズパイ」
英国料理ってヤツですな
こんな日本人なりの僕だが、幼少の頃はイギリスはケント州に住んでいた
学校の給食でたまに出るシェパーズパイは、僕にとっては最高のご馳走だった
シェパーズパイは、ラムミンチを玉葱や人参と一緒に炒めたものに、マッシュポテトをのせてオーブンで焼く代物
ラムを使わぬ場合(牛挽き肉など)はコテージパイと言われているらしい
まあ、イモ料理ですな
大英帝国と言われた時代があったイギリスではあるが、その大地は全く肥沃ではない
野菜も果物もロクなものが採れない、だからイモ料理が主流
確かに現地の学校給食ではマッシュポテトは必ず出ていた覚えがある
その味付けは塩胡椒のみ
そこにグレイビーソースをかけて食べる、というだけ
日本食から比べると、なんて文化レベルが低いのだろうと思う
そんな英国料理は、他国の人間からすると「不味い」と言われてしまう
しかし僕にとって、あのイモ料理はソウルフードなのだ
塩胡椒によって増すイモの甘味は…
非常に美味い♪
だからだろうか、僕は英国民謡を聴くと非常にテンションが上がる
イギリスに住んでいた時は民謡なぞは聴いていなかったとは思うが…
(幼稚園ではシドニーカーターの「ダンスの王様」を歌わせられたのを覚えている)
マーティンカーシーを聴いても、アルビオンカントリーバンドを聴いても、ALロイドを聴いても、あの懐かしい「素朴なイモの味」を思い出してしまう

イモ イモ イモ イモ

英国はただの田舎なのだ
イモなのだ
だから英国民謡はいなたい
僕の大好きなバートヤンシュというスコットランドのギターシンガーが、英国人であることについて、このように歌っている


「朝も昼も夜もイモを食べる、それでいい、それでいい、なんて肥えてない舌なんだ」
(皮肉ってはいるが前後の詩からすると、それは肯定的な意味が込められている)

やはり田舎者ってワケだ(笑)
確かに、小学ニ年の時にイギリスから日本へ帰国した僕は、大きなカルチャーショックを受けた
想像以上に日本という国は進んでいる国だったのだ
テレビチャンネルの多さ、お菓子の種類の豊富さ、食事のバリエーションの豊富さだ
(当時78~84年のイギリスのテレビは、BBC1 BBC2 民放の3局しかなかった)
その後、雑多な日本の文化の中で育ったが、大人になった今でもその素朴なイモっぽいイギリスを忘れることが出来ない僕がいる

だから今でもシェパーズパイを作るのだ

だから英国民謡が好きなのだ

追伸
しんごとひでこのライブですが、ようやく9月から再スタートしやす
ご心配をかけました
近々情報をアップするのでよろしく!!

2015.7.30



「ゲームの音楽」

降り続いた雨が止み、それと引き換えに暑さがやってきましたね。
暑さのせいであせもに悩むヒデコです。
毎年この時期は首から鎖骨周辺にあせもが出るんですが、今年のあせもは市販薬でも改善できず、猛威をふるっております。
さすが、厄年のあせもは一味違う。
あせもごときで皮膚科のお世話になりました。

今回の話はそんなあせもが出るちょっと前のお話。

先日、大学の先輩のお手伝いで、ドラムとアコーディオンでレコーディングに参加させてもらいました。
先輩が作成したゲーム音楽のレコーディングです。
まず音源を頂いてびっくり。
歌が入っているではないか。
ゲーム音楽って言うと歌が入っていないのが当たり前の時代に生きていたので。
せいぜい入っていても、「アチョー!」(スパルタンX)とか「ィヨガ ファイャッ!」(ストⅡ)くらいの人の声だったんで。
まあ、近年のゲーム機は飛躍的に発達しましたから、それから考えれば歌を入れるなんて当たり前なんでしょうな。
なんて、今回のレコーディングを通して思いました。

今になって思うことですが、私はリアルタイムのゲーム音楽には結構影響を受けたんだなと。
具体的に言えば、ファイナルファンタジー3~7、ドラクエ1~5になりますな。
ゲーム音楽を音楽として聞いていた訳ではなく、ゲームをする上で聞こえてきた音としてとらえていたつもりでしたが、時間がたってみれば今や音楽として聞いている。
きっかけはどうであれ私の肥やしになっていることに間違いはありません。

中でも聞いていて燃え上がるのはドラクエ・ファイナルファンタジー両方とも戦闘音楽。特にボス戦の。
この基盤があるせいか、旦那がしきりに聞いているエマーソン・レイクandパーマーも抵抗なく聞くことができ、そしてかっこいいと思う。
ボス戦の音楽だと、特にファイナルファンタジーのほうはドラムの叩きがいがありそうだと常々思っていた。
大学の頃、今よりもはるかに色んなバンドを組めた環境にあったにもかかわらず、ゲーム音楽をやるバンドを組まなかったのが悔やまれる。

しかし、今の私にはアコーディオンがあるではないか。
伴奏しながら主旋律を弾けるではないか。
アコーディオンは鍵盤の音、ベースの音、コードの音の三つ巴で演奏できる楽器。
なんかこれ、初代ファミコンの3つの音にも共通している気がします。
勝手に親近感がわきます。
たった3つの音で素晴らしく織り成していたファミコン音楽。
アコーディオンを弾く者として、改めてその三つ巴の素晴らしさに気付かされた次第であります。

いい楽器に出会ったもんですな。
アコーディオンのレパートリーに、初代ファミコンのドラクエか、ファイナルファンタジーか、ちょいと加えてみようかな。
ロードランナーも捨てがたい。
と、自分の中で話が発展した今回のレコーディングでした。

2015.7.14

「レコード」


ご無沙汰しております
しんごです
我々の活動はちょいと地下に潜っておりますが、いつでもライブを出来るように練習しておりますのでご安心を…


さて今回は我が家のレコードプレーヤーについて
20年近く使ったプレーヤーが二階級特進と相なった
今年の一月くらいから「回転のムラ」という症状が出ていた
ようは回転が速くなったり遅くなったり
ネット調べると「ベルトドライブで動いているプレーヤーはベルトのゴムが劣化する」ということで、ベルトを取り寄せて交換してみたが…
症状は変わらず
それどころか日を追うごとに悪化して行った
もはや回転ムラではなく、どんどん遅くなって停止してしまう始末
この状態でMAGMAのような狂気染みたコーラス音源を聴いていると、本当に世界が終わって行く感じがして恐怖さえ覚えた(笑)

さらにネットで症状の原因を調べると、素人では手に終えず修理費が高いことが判明
まあ、廉価版プレーヤーが20年近く生きたのだ、ヨシとしよう
このプレーヤーで様々なジャンルの作品を聴いたもんだ

長い間ありがとう


2015.6.28



「歌への気づき」

こんにちは。風邪を引き無限に出てくる鼻水に頭をかかえる日々が続いているヒデコです。
両鼻が鼻づまりとゆう状態からは脱したものの、エンドレス鼻水との戦いで少々疲弊しております。
歌がまともに歌えない状況ですが、今回は歌の話。

先日、某古本屋に行った際にこんな本を見つけた。

「ヘヴィロック唱法の奥義~メタルシンガーのバイブル~」

ほう!あの手のボーカルにメソッドがあるとは!
正直、アレはもって生まれた声質や音域、そして何よりも根性で成り立っていると思い込んでいたので非常にこの本は興味をそそられた。
自分がやってみたいかと言ったらそんなにやりたいとも思わないが…とにかくそのメソッドが気になってしょうがなかったので、購入。

まだ読みきってはいないが、なかなかに面白いのです。
まずあの手の歌い方云々の前に、歌を歌う上での基本的な仕組みだったりなんだかんだが書かれていて、非常に勉強になる。
ボーカルレッスンなるものを受けたこともなく理論も勉強したことがなかったので、そこには気づきが多くあった。
歌を歌うことは声をコントロールすることでもあるのだ。
当たり前のことなのかもしれないが、私はそれが分かっていなかった。
この気づきはデカイ。

ボーカル理論なるものの他にも、メタルシンガーとされているボーカリスト達のインタビューが載っていて興味深い。
てゆうか、本の3分の2がインタビューだった。
それぞれのウォーミングアップ方法だったりメンテナンス方法等が語られているのだが、中にはハイトーンを出すと必ず頭痛が起こるから歌う前には必ず鎮痛剤を飲むとゆうボーカリストもいた。
胃が悪くならないように、と、願う。

それから、自分の声を知るとゆうことも大事らしい。
自分の声ねぇ。
実はこれもあまりよく知らないかもしれない。
この気づきもデカイ。

思わぬ副産物をもたらしてくれたこの本。
時に、横路にそれた興味は、本筋への大きな気づきをもたらしてくれる。
なのに旦那は「この本恥ずかしいから書庫におかないでよ!」などといい放つので、ならば!と、ウェブ上に大々的に載せてみた。

2015.6.7


「5月の風」

5月も半ばを過ぎ、日中は半袖が気持ち良い季節になって来ましたね
ちょいとHPブログの更新をサボタージュしてしまいました

しんごです

さて、しんごとひでこの5月ライブは僕の「音楽の足跡」をたどったものとなりました
まずはゴールデンウィークには僕が長年住んでいた名古屋でのライブでした
演奏させていただいた「ブレス」と「りとるびれっじ」には大変お世話になったし、たくさんの思い出や出会いをくれた場所です
そして我々を観に足を運んでくださった方々も馴染みの深い方々ばかりで、ライブが終わって話をしても話足らないぐらいでした
名古屋から離れて三年経っても、変わらず僕を迎え入れていただけて感謝です


そして先日、板橋区のドリームズカフェにてLue & Kuriponのゲストに呼ばれました
このKuriponこと栗原さんは僕が学生の頃に知り合った音楽仲間です
あの頃の僕はオリジナルは書いておらず、ドノヴァンのコピーをしていたのですが(笑)
一回り上の栗原さんはそんな僕を可愛がってくれました
あれから15年ちょい…Facebookを通じて再開し、栗原さんは我々のライブを観に来てくれて事実上の再開をしました
SNS様々ですな(笑)
栗原さんは変わらず音楽や楽器に熱く、その優しいお人柄も変わっていませんでした


まだ中途半端な若輩者が「自分を振り返る」には早すぎる気はするのですが
やはり「久々」という気持ちは心踊らずにはいられません
またその余韻もしかり
たくさんの方々に良くしていただいたのだなぁ、と改めて思いました

そんな皆さんに当時とは違う音楽形態「しんごとひでこ」を観てもらえたこと、受け入れてくれたことがとても嬉しいです


今年の5月の風は心地好しですな

2015.5.18

「スティーブ・ジョーダン」


紫外線が降り注ぐ季節になってきましたね。
年々、そばかすが領土の拡大を広げております。
侵略に脅えるヒデコです。

さて、いよいよ明日は名古屋でライブ。
今日の夜遅くに車で出発します。
道中長いので車でかけたいCDがあったら用意しといて、と、旦那に言われていくつかみつくろいました。
旦那とは共通の音楽もあればそうでないものもあるので、ものによっては聴けないものもあります。
なので、かなり限定されましたが、選んだうちの一つがコレ。

スティーブ・ジョーダンと言うアコーディオニストのCDです。
スティーブ・ジョーダンと言うと、私の場合は真っ先にドラマーのスティーブ・ジョーダンが出てきますが、アコーディオニストにも同じ名前の方がいるようです。
このアコーディオニストのスティーブ・ジョーダンのCDは一年くらい前に下北沢のレコード屋さんで購入。
厳選されたブルース、ジャズ、フォーク、民族音楽いろいろのCDやレコードがちゃんと説明付きで陳列された親切なお店です。
が、説明はあったものの、完全なるジャケ買いです。
一瞬昔のタモリかと思いました。
家に帰って聴いてみると、これが大正解!
素晴らしく陽気でスリリングなサウンド!
ジャンルで言うと、テックスメックスになるようです。
テックスメックス自体あまり私は知りませんが、カルディーでかかってそうな感じ。

あまりにかっこよかったので調べて見たら、この方、テックスメックスのジミヘンとか言われてるようです。
これはエフェクターの使い方からそう言われているようです。
70年代頃から活躍されていたそうで、数年前に来日した時はライブ中に社会の窓が全開だったとか。
今は既にお亡くなりになっているとのことで、いやはや、生で見てみたかった…。
しかし、Youtube等で動画を見た時はしびれましたよ。
アコーディオンも超絶ですが、歌がハンパない。
あれだけガンガン弾いて豪快に歌い上げている様を見ると、なんだか元気が出てきます。
アコーディオンの弾き語りは難しいなんて言ってらんないですね。
実際にやってる人がいるんだから、言い訳して限界決めてたら人生が勿体ない。
な、一枚。
このCDからパワーをもらいながら名古屋に向かいたい、と、思います。


2015.5.1



「高田渡」

 

春だというのに雨風が強い日々が続きますな
せっかく我が家の庭に咲いているチューリップの花がボロボロです
ま、晴れが戻ってきたのでボロボロになりつつあるチューリップを観賞するのも、また乙ですな

こんにちは、趣味が園芸になりつつある…しんごです(笑)


さてさて
僕がアコースティックギターを始めたのは21歳、と超遅かった
そんなキッカケは、以前にも書いたように「ドノヴァン」そして「高田渡」に大きく影響を受けたからである
今回は先日命日だった高田渡について語ろう

高田渡を知ったのは大学になってからで、同じ音楽サークルの親友が聴かせてくれた「ごあいさつ」がファーストコンタクトだった
その詩の佇まいと歌とギターの佇まいに心打たれる
そして聴けば聴くほどに味わい深い
高田渡が好きな人は皆そうだろう
僕はすぐさま「ごあいさつ」を購入し、聴きまくった
昼夜問わず「これでもか!」というほどに
そのうちアコースティックギターを手に入れ、今度はこのアルバムの曲を片っ端からコピーして歌った
カーターファミリーピッキングやスリーフィンガーはこのアルバムで学んだ
それを大学の授業の合間に部室の前で毎日毎日練習していた
おかげ様でフォークの基礎が僕にたたき込まれたワケだが、後に「フォーク臭さ」が抜けずにずいぶんと悩むこととなる(笑)

高田渡を切り口にアメリカンフォークにも踏み込んだ
ランブリンジャックエリオット、ニューロストシティランブラーズ、エリックダーリン、ヘディウエスト、ピートシーガー、マイクシーガー…
高田渡がどうしてそのような音楽で在るのかをたどった
まあ、今はパソコンがあるからWikipediaで調べたりするのだろうが…
当時はそこまで普及はしておらず、情報を知る手段としては「活字」か「ひとづて」だ
レコードのジャケットの裏やライナーノーツに書いてある文を全て読んだり、音楽雑誌を読み漁ったり
また当時をリアルタイムで体験している大人たちに手ほどきを受けたり
少しずつ色んなことを知っていった
高田渡という一人の音楽家から様々な方面へ大きな広がりや繋がりができた

ソロだけで歌っていた頃、高田渡の曲をたまにカバーしていた
「珈琲不演唱 」「ブルース」「アイスクリーム」などなど…
トンテントンテンと親指をミュート気味にしてスリーフィンガーを弾き、あの詩たちを口にすると…

なんか「フワッ」とする
そう、高田渡の曲は「渋い!」とか「いなたい」などが一般的な批評だが
僕にとっては「常にポケットに入れている詩集」という感じがある
ランボーやゲーテのような高尚な詩集ではない
すぐそこに在り、口ずさみたくなる言葉や音なのだ

シンプルだが、真似出来ぬのが高田渡
なりたいが、なれぬのが高田渡

自身の歩幅や在り方を教えてくれたのだ

2015.4.23

「加納さん」


今年の4月はバラエティーに富んだ気候ですな。

なかなか衣替えができずに困っておりますヒデコです。

今回は初めて買ったCDのお話。


音楽繋がりの人達との会話で、「一番最初に買ったレコード、若しくはCDは?」といった会話が繰り広げられることがあります。
ちなみに私は「加納さん」のCDです。

当時、確か小学校5年生くらいだったと思う。「ウッチャンナンチャンのやるならやらねば」とゆうバラエティー番組内で、「加納さんの屈辱」とゆうコーナーがあった。
加納さんとゆう中年男性にナンチャンが扮し、「おっ、おっ、おっ、いんじゃないすか?!」を連発するコーナー。そんなに覚えてはいないのだが何よりもこのコーナーが大好きだった。
ナンチャンではなくその加納さんが加納さんとしてCDを出すとゆうのだから、買わぬ訳にはいかない。

兄からのお下がりのCDラジカセを持ってはいたものの、シングルCDを聞くときは、シングルをアルバムサイズにするためのわっかのようなアタッチメントをシングルCDに装着しなければいけなくて、今思うと音響機器の進化を感じずにはいられないしろものだった。
そのアタッチメント、今なら「面倒くせえっ」と思ってしまうであろうが、当時は当たり前の物として扱っていた。
知らず知らずに「足りている時代」が当たり前になっている自分がいる。

話は横道に逸れましたが、まあ、夢中になってこのCDを聞いたのです。
加納さんの真似をしながら聞いたのです。
夢中になって聞いていましたが、CDは友人の手を渡り歩いて、私の加納さん熱が下がりきった頃には行方知れずに。
熱が下がりきったので全く気にしていませんでした。

時は流れに流れて一昨年の夏に実家に帰省し、幼馴染みと会いました。
同じく、当時一緒に加納さんに熱を上げていた幼馴染み。
プレゼントと称して渡された袋を開けると、なんと加納さんのCDが!
なんだかよくわからないけど彼女の手元にあったそうで。
久々に聞いてみるとやっぱ笑える。
サビに入る直前のファンファーレみたいなやつが特に馬鹿馬鹿しくて笑える。

一番最初に買ったCDが加納さんなのは変えようのない過去ですが、ミュージシャン同士での会話でこの話題が出ると微妙に気後れします。
周りが名だたるミュージシャンの名前を挙げた時なんか特に。
加納さんを知っている人もあまりいないみたいなので、笑いがとれる訳でもなく伝わりきらないし。
と、いった、私の初めての1枚です。

2015.4.16

「TV時代劇」


春だというのに…
今日の関東はは冬に逆戻り
寒のもどりにも程がある気温ですな

しんごです

実を言うと…
僕は70年代80年代のテレビ時代劇が大好き
わざとらしいくらい勧善懲悪具合も、一盛り後のジャニーズの受け皿の感じもさることながら……(笑)
あの流れている音楽も主題歌も大好きなのだ

その欲望を満たしてくれたのが、この一枚のCD

『ちょんまげ天国』

全27曲

正直、知らんヤツもある(笑)
しかし、これぞ!というヤツはしっかりと押さえてある素晴らしいオムニバスCDである
日本一有名なボレロ「ああ人生に涙あり」から始まる
言わずと知れた「水戸黄門」の主題歌だ
ニクいのは初代の助さんこと杉良太郎が歌っている
それから舟木一夫の「銭形平次」、西郷輝彦の「ねがい」(江戸を斬るⅡ)、ハーブ佐竹の「ててご橋」(子連れ狼)もシブイ!
そして何より嬉しいのが「大江戸捜査網」「大岡越前」「影の軍団」のテーマが入っていることだ
これらを聴いているとアホみたいに高揚してしまう僕がいる


まあ、何故にこのような趣味があるかと言うと…
僕は小さい頃に英国に住んでおり、心の底で「日本」というものに憧れを抱いていた
英国で触れる日本といえば、我が両親の日本語、毎週土曜日の「補修校」なる日本人学校もどき(平日は現地の学校へ通っていた)くらいである
いざ日本へ帰ると、それはそれはカルチャーショックの連続
パチンコ屋のネオン、テレビのチャンネルの多さ、バターならぬマーガリンなる代物…
あげたらキリがない
とりわけ僕の心を鷲掴みにしたのは、じいちゃんが観ていた時代劇だった
全員着物にチョンマゲ、印籠を見せびらかしたり、十手なる奇妙な武器で殴りかかるべらんめえ調のオカッピキ
小学二年生のしんご少年としては「これぞ日本!」だったのだろう
その熱は中学生まで続いたのだから…
いかにアホな幼少期を送っていたことか(笑)


今でも「時代劇チャンネル」があったら何もせず、それを見続けそうで恐いのだが……

今聴いても、嗚呼これぞ日本だなぁと心を打たれる


時代劇は歪曲した日本の江戸時代を描いているのにね(笑)

2015.4.8




「ラディック物干し」

桜が満開ですね。大きな木が花だらけになる様は圧巻です。
花見が、花見がしたい。

さて、今回は一見音楽ネタではないようで、十分音楽ネタです。

この物干し、一見物干しだが、やはり物干しです。
ですが、これはリメイク品。
スネアのフープ(小太鼓の縁を囲っている金属部分)を再利用したものです。

私が初めて買ったスネアはラディックのブラックビューティーとゆうスネアでした。
私が大好きなドラマー、聖飢魔IIのライデン湯沢殿下が愛用していたのがブラックビューティー。
どうしても同じスネアが欲しくて、二十歳くらいの時にバイト代を貯めてブラックビューティーを買ったのです。
手に入った時はそりゃあもう嬉しくて、とにかく叩きまくりました。
デカイ音と通る音の違いもわからず、ライデン殿下のようにパワフルな音が出したくて、ひたすらリムショットばかり。
おかげで自分の耳も痛めてしまいましたが…。

そんなこんなでずーっと愛用していたブラックビューティーでしたが、フープに歪みが出てきたため取り替えることに。
同じラディックのフープを発注したのですが、確か8000円くらいだったかな、高額ではありませんが安いとは思えない値段。
取り替えていらなくなったフープは、今までの思い入れとそこそこの値段故に捨てるに捨てられず。
はて、どうしてくれようと考えた結果、物干しとして再利用することを思いつきました。

初代は吊るす部分と洗濯ばさみをクリップを繋げて使っていたのですが、なかなか使いづらく旦那から非難されまくったので、リニューアル。
これで大分使いやすくなりました。

思い入れがあるだけに、日常的に使える物にリメイクできてよかった。
ドラマーのみなさん、こんな再利用いかがでしょうか?

2015.4.2



「風と共にうたえ」


梅が散りかけ、桜のツボミも色づこうとしてます
春です
花粉です

しんごです

僕は桜より梅の方が好きですね


さてさて
今回はしんごとひでこの人気曲である「風と共にうたえ」について書こうかなと…
実をいうと、この曲はもともと僕のソロ曲で、しんごとひでこ結成以前に書いたもの
バンジョーで初めて作曲をした唄モノ
確か5年前の今頃に作ったと思う
あの頃の僕は「バンジョーをしっかりと自身の音楽に取り入れよう」と改めてクローハンマーを練習しまくっていた覚えがある
曲を作った時には「まあまあ良いモノを作ったなぁ」などと思ったんだが、向こう1年ライブで演っても全くウケなかった(笑)
それでも歌い続け、自分の3rdアルバム「サイディの涙」の最後の曲として録音した
アルバムではバンジョー以外には6弦ギター、12弦ギター、8弦ブズーキ、マンドリン、アパラチアンダルシマーなどクドイほど弦楽器を重ね(笑)、さらにひでこのボーカルとアコーディオンをフューチャーしている
自分としては「バンジョーは使っているが、アメリカっぽくない」ものを目指したつもりだ
(アルバム全体をそうしているつもり)
ようは「無国籍の音楽」


そう、僕はこういう「何かに当てはめることが出来ない音楽」をずっと演りたかったのだ
この「風と共にうたえ」のメロディは何処かアジアっぽさもあれば、アイリッシュぽさもあるが……どちらでもない

詩も一見「オーガニックな感じ」や「旅人の唄の感じ」だが……全くそんなことは歌っていない


こういう音楽的な思いや、個人的な思いは一人で演っている時には全く伝わらなかったが
しんごとひでこで演奏するようになってからは、そういう事柄が、聴いてくださる方々になんとな~く受け取ってくれてるのではないか、と感じている

1+1が2ではなく3にも4にもなっているのではないかと思って今は演奏出来ている
これからも歌い続けるであろう歌だ



ちなみに…
これは二年前の映像
しんごとひでことしーなとシュウで演奏している「風と共にうたえ」

http://m.youtube.com/watch?v=u1aHSMNYHzQ&list=PLk5u-kChS1XtZENCMqnf03KCbcvtBIIjl&itct=CAUQxjQiEwj15O2e-cXEAhVUCFgKHVsuAAoyCnBscHBfdmlkZW9aJFZMUExrNXUta0NoUzFYdFpFTkNNcW5mMDNLQ2JjdnRCSUlqbA%3D%3D&hl=ja&client=mv-google&gl=JP

2+2がとんでもないことになっている♪
恐るべし広島のスーパーデュオ「しーなとシュウ」

この曲は色んな方々とコラボしたいなぁ

2015.3.26


「ダラブッカ」


花粉の嵐、真っ只中ですね。今年はいい感じで花粉をガードしてたつもりが、少々喉にきているヒデコです。

今回はダラブッカの話。


ダラブッカとゆう打楽器をご存知でしょうか?
私は使い手側なので珍しさは特に感じませんが、わりと「その楽器は何ですか?」とか、「小型のジャンベですか?」なんて聞かれることも度々。
トルコ、エジプトの打楽器でそれぞれ形が少し違うのですが、私のはトルコ型です。
ベリーダンス、アラブ音楽で使われます。と言っても、私はベリーダンスやアラブ音楽で使っているわけではなく、しんごとひでこの音楽で使っております。

ダラブッカとの出会いは十数年前。大学の部活でドラム漬けの日々を送っていた頃。
先輩ドラマーがダラブッカを「知人から借りてきた」と部に持ち込み、私の手に渡り、ちょいちょいバンドで使うようになった。
型は私が今使っているトルコ型で銀色のボディーだったので、勝手に「優勝カップ」と呼んでいた。
叩きかたが全くわからなかったのだが、先輩ドラマーが股に挟んでジャンベのように叩いていたので、そうゆうもんなんだと私も見よう見まねでとりあえず叩いていた。
先輩ドラマーの卒業と共にダラブッカを返却。ダラブッカを買ってまで続けようとゆう気もなかったので、パタリと終了。

と、思いきや、その数年後に今私が使っているダラブッカと出会う。楽器屋を物色中に出会ったのだ。
装飾に一目惚れし、迷わず購入。使い道もないとゆうのに。
とりあえず当時やっていたブルースバンドに導入してみたが、甚だ不評だったために再び終了。
が、さらにその数年後に「しんごとひでこ」を結成し、衝動買いしたダラブッカはようやく陽の目をみることとなる。

変わらず叩き方は股に挟んでドンドコだが、実はこの叩き方、正規の叩き方ではないのです。
これを知ったのはしんごとひでこ結成直後。
テレビを見ていたらトルコの少年がダラブッカを小脇に抱えて指でコトコト叩いている姿が映り、嫌な予感がして調べてみたらやはりそのスタイルが正規の叩き方でした。
さらにダラブッカの音は「低音」「中音」「高音」「休符」の4つで構成され、それぞれに「土」「火」「水」「空気」の音として表現されるとか。
そんな裏事情があったとはフムフムです。全く知らずにかなりの我流でドンドコやってきたので、もうちょい勉強しなきゃいかんなと反省している今日この頃。
しかし、どうも太鼓ってえのは「ドン!」と鳴らないと叩いた気がしないとゆうのも正直なところ。
なので、まだしばらくは今の叩き方でいこうと思ってます。
むしろ、後戻りできない感じですかね~。

2015.3.18



「ジョン レンボーン」

しんごです
梅は咲いてますが、気温はなかなか上がらないですね
春はまだ遠いのでしょうか?


さて
今回は僕が敬愛するアコースティックギタリスト『ジョンレンボーン』のお話
言わずと知れたペンタングルのギタリストですな
僕は二度ジョンレンボーンのステージを観ている
レンボーン氏のステージはそれは素晴らしいもので、あの太い指でよくあんな細かい技と繊細な音が出るなぁ、と感心した
10年前、名古屋の得三で観た時はちょいとお話をすることが出来た!

ライブが終わり、場内アナウンスで「CD購入の方はサインが貰えます」と流れた
僕はCDを買うつもりはなかった、なぜならレンボーン氏の作品は全て持っていたから(笑)
だが、サインは欲しい
そこで僕はCDを買うお客さんがハケるのを待った
そしてサイン会が終わったであろう瞬間を狙い、我がギターを持ってレンボーン氏のもとへ駆け寄った
レンボーン氏は我がギターを見るなり…
「J-50じゃないか!私も昔使っていたよ!デイヴィグレアムに夢中だったからね!」
(注…DADGADを発明したデイヴィグレアムはJ-50または000-28を愛用していた)
と言ったので
「僕はあなたに夢中でJ-50を選びましたよ」
と答えた
レンボーン氏はニコリと微笑んで、CDを買わなかったのに僕の愛器に快くサインをしてくれた♪
それから僕はいくつかの質問をした
ギターのテクニックがどうなどという不粋な質問ではない
60年代後半のロンドンのミュージックシーンやフォーククラブの雰囲気はどうだった?
古楽とイギリス民謡の融合のアイディアはどのように思いついた?
などなどチョイと座って話し込むような事柄をブツけると、レンボーン氏は僕に座るよう合図をし、話を始めてくれたのだ
なんて良い人柄なんだ!

憧れのギタリストにサインを貰えただけでも嬉しかったのに、さらにお話まで出来るなんて!!
一生の思い出である

ちなみにそのギターはその前からも今もメインで使っている
すなわち僕のギター演奏にはジョンレンボーンの魂が宿っていると言っても……………………

過言だな(笑)


2015.3.11


「ベーシストの存在感」

胃腸炎から完全復活しました。ヒデコです。
前回「低音楽器の存在感」に目覚めたとこまで書いたので、今回はその続きです。

ちょうど私が低音楽器の存在感を満喫していた頃、世間でエックスが注目され始めた。幼馴染みが聞き始めたことにより私の耳にも入り、理由はわからないが私もいつの間にか好きになっていた。
それからエックスが出ている雑誌を買うようになり、それらの雑誌から色んなバンドに興味を持つようになった。
11才年の離れた兄がドラマーだったこともあり、幸い家には色んなバンドのCDがあった。のだが…、70年代・80年代のハードロックばかり。
こちらがバンドに興味を持ち始めたのをいいことに兄は半強制的にその手の音楽を聞かせ、私も聞き始めてみたらなかなかにかっこいい音楽が沢山あるではないかと。
ここで私のその後の人生の核となる3つのバンドと出会う。
聖飢魔IIとLED ZEPPELINとQueenである。
これらのバンドの映像を見たとき、ベーシスト達の静かで力強い存在感に魅せられた。
このあたりから「ベーシストの存在感」とゆう概念が芽生える。

そしてこのRX(聖飢魔IIのライデン湯沢、ゼノン石川によるユニット)の映像の影響で「ベーシストになりたい」と、強く思うようになったわけであります。ドラムとベースのリズムコンビネーションに焦点を当てたありがたいビデオであります。
この中でゼノン石川和尚は「良いベーシストは音の長さに気を使う」と言っています。これはどの楽器でも言えることなんでしょうが、アコーディオンを扱うようになった今、より身に染みる言葉となりました。
細かいコントロールは全くもってまだまだですが、この言葉のお陰で意識だけは高く持てているような気がします。

結局ベーシストにはなれませんでしたが、このような流れがあったためにアコーディオンで低音を扱えるってことは私にとって非常に嬉しいことなのであります。

2015.3.2



「トムウェイツ」

しんごです
しんごとひでこ揃って胃腸炎になりました(笑)
僕は熱はあまり出ず、下がピーピーだけにとどまりましたが、ひでこは発熱&ピーピー
ま、回復傾向にあります


さて…
僕はトムウェイツがまあまあ好きだ
「まあまあ」というのは「アルバムを何枚か所有しており、それを時折聴くが、本人のことは大して知らない」という意味
ちなみに「もの凄く好き」の場合は「全アルバムを所有し、アホみたいに聴き込み、経歴やディスコグラフィーをある程度把握している」となる

さてさてトムウェイツ

最初に名前を知って買ったのは高校生の頃
レンタルCD屋さんで粋な音をしていたので店員さんに何か尋ねてみると
トムウェイツの「フォーリンアフェア」だった
これを購入して聴くと、シャガレ声がサッチモみたいにカッコ良く、50'sのようなバラードもあればジャズ風な曲もあった
しばらくの間「トムウェイツ=ズージャ」だと思い込んでいた(笑)
その後「レインドッグス」を買い、やっとズージャの方でないことを知ると同時に、ヘンテコな歌を歌うオッサンというイメージがついた
僕はこのアルバムを大変気に入っている
ポピュラーミュージックが物悲しく砕けるような音と言葉と言おうか、結末のないB級映画のワンシーンとでも言おうか、ピエロしかいないサーカスとでも言おうか
とにかく奇想天外、キテレツなのだ
同時プログレを好んで聴いていた僕でも、アルバムの様々な展開に驚いたものである
そしてその後、トムウェイツの初期の作品を聴いて、逆にビックリさせられた
曲がフツーだ(笑)
(もちろん好きだが…)


胃腸炎になり、腹を下しながらトムウェイツのレインドッグスを聴いていると……
胃腸炎とトムウェイツは合わんなぁ(笑)
胃腸炎に合うとすれば、無音かな
ジョンケージか(笑)

2015.2.24

「ブラスバンドから生まれた概念」


いよいよ杉花粉が飛び始めたようですが、高い防御力でノーダメージをキープしているヒデコです。
今回はブラスバンドについて。

小学四年生から私はブラスバンド部に所属していました。多分、みんながやるから、くらいの理由だったと思います。
入部したての四年生の時に打楽器に配属。やはり花形はクラリネットやらトランペットで競争率が高く、クラリネットの抽選にもれて打楽器に配属されたんだったと思います。
これといって、スティックコントロール等の打楽器の基礎をみっちり叩き込まれたわけでもなく、覚えていることといったら、文化祭で当時流行っていたプリンセスプリンセスの「世界で一番熱い夏」を演奏したとき、曲の紹介をした年配の先生が「世界で一番夏い熱」といい間違えたことくらいです。
なので、ここでの打楽器の経験はその数年後にやり始めたドラムにはほとんど生きていないと思われます。

学年が上がり五年生になった時、念願叶いクラリネットに配属。
ここで、私にとある概念が生まれました。
ブラスバンドの練習はパート練習をやってから全体練習に移るのですか、当時まだ音楽のイロハもわかっていなかった私にとっては、このパート練習ってのがショボく感じてしょうがなかった。
でも、全体練習でチューバやユーホニューム等の低音楽器が入った時のあの感動!
ここで「低音楽器の存在感」とゆう概念が私に生まれた。

この低音楽器の存在感にとり憑かれた私は6年生になりユーホニュームに配属。音楽に対する明確な自分の意思で選んだ楽器。それはもう楽しかった。クラリネットの時はショボく感じていたパート練習も、「私のこの音が入ると曲がかっこよくなるんだ!」と心の中で意気込んで練習していたのを今でもはっきりと覚えています。
そして、ユーフォニュームに配属された時に演奏した曲の中でも最も思い出に残っているのがJames Swearingenの「アヴェンテューラ」とゆう曲。
あれから20数年たった今でも大好きな曲です。この曲を聞くと、空気が震えるブラスバンド特有の感じが今だによみがえってきます。気持ちが奮い立ちます。
たまらん。

ブラスバンドを通して生まれた「低音楽器の存在感」とゆう概念は、後に「ベーシストの存在感」とゆう概念に移行していくのですが、その話はまた今度にしようと思います。

2015.2.16

「ドノヴァン ライブインジャパン」


僕がアコースティックギターを始めたのは21歳の頃だった
当時は高田渡とドノヴァンに入れ込んでいたことを覚えている
特にドノヴァンは大好きで、僕がドノヴァンの曲ばかり歌うもんだから或る界隈で僕のあだ名は「ドノヴァン」だった(笑)
ドノヴァンはシンプルなギターを弾きながら歌うが、単純なコード展開で実に素敵なメロディと優しい歌詞をのせるのが特徴的
またドノヴァンはケルトや禅の世界に系統しており、フォークシンガーというよりは「ストーリーテラー」のような存在であると僕は解釈している
アルバムで言えば「秘密の花園」や「HMSドノヴァン」などがそうだ
そしてその集大成とも言えるのがドノヴァンの「ライブ イン ジャパン」だ
いまだにCDでの再発はされておらず、レコードでしか手に入らぬ代物
サウンドホールが月の形をしたゼマティスを持ち、あぐらをかきながら両手の指先が宙を指している
完全に意味不明だ(笑)
ギター一本で歌いきっているライブだが、ドノヴァンの非凡なまでのメロディメークと演奏力で最後まで飽きることはない
僕はこのアルバムのドノヴァンの在り方に憧れ、アコースティックギターを始めた当初はこれを模倣していた記憶がある
いつしか時は流れ、自分のスタイルを模索して行く中でその初心は忘れてしまったが…
最近曲を書くにあたってドノヴァンをちょいと意識している

去年「しんごとひでこ」のアルバムを作る時にタイトル曲でもある「夜明けの呪文」という曲を書いた
アイリッシュやイングリッシュではなく、ケルト的な風合いにしてみた
何処か摩訶不思議な欧州感が漂うというか何というか…
ちょうどドノヴァンの「バーディーガーディーマン」のように
アルバムだと結成前のツェッペリンが伴奏をしているこの曲だが、ライブインジャパンでは見事にギター一本で表現している
しかもオリジナルよりも遥かに妖しい(笑)
聴いていると冷たい空気が流れているような感覚に見舞われる
そういう雰囲気を出すドノヴァンが僕を魅了したのだ

ちなみに「夜明けの呪文」の曲はドノヴァンを意識したが、アレンジはプランクシティの「ブラックスミス」を意識した
憧れのアンディアーヴァイン♪
これも話せば長くなるため、また別の機会にしよう


2015.2.9


「クリスタルボウル」


2月ですな。急に気温が上がる日、杉花粉の来襲に怯えるヒデコです。
今回はクリスタルボウルについて。
クリスタルボウルって知ってご存知でしょうか?
水晶でできたお椀型の楽器です。(写真参照)

昨年、とあるヨガのワークショップで初めて目にしました。
7つで1セット。全部揃えると神龍が現れて願い事をかなえてくれる、わけではありません。
専用のバチで叩くと「コワ~ン」とゆう音がします。
これがすごいのです。
聴覚で感じとる音だけでなく、「波動」として身体に響くのです。
クリスタルに含まれるケイ素と人間の骨に含まれるケイ素が共鳴することで心身ともにいい影響がある、と言うわけです。
情報量が多く説明が長くなってしまうので、興味のあるかたはクリスタルボウルで検索していただくと詳しい情報が得られます。

かなりざっくりとした説明になりましたが、波動で感じるので聴覚に障害のある方にもちゃんと効果があるのだとか。
実際に私がヨガのワークショップでクリスタルボウルを体感した時は、体がポカポカになり翌日も体の芯から暖まっている感覚が続いていました。
また、瞑想も深まり、その後のリラックス感、スッキリ感たるや相当なものでした。
日本ではあくまでもリラクゼーションのカテゴリーの中ですが、欧米では医療行為として取り入れられているそうです。

楽器を扱う人間としてはそりゃあ興味津々ですよね。
これはほしい!私もやってみたい!と思いましたが、非常~に高価なものなので手が出ずに断念。
それよりもサブのアコーディオンを買うのが優先ですからね。
それでも、あの素晴らしい効果が忘れられずとりあえずクリスタルボウルのCDを購入。
ですが、あの生の波動は感じられませんでした。
しかも、睡眠の質を高めようと寝ている間にそのCDをかけたところ、旦那が激しくうなされて眠りが浅くなったとのことでCDのせいにされてしまい、旦那のいる時はクリスタルボウルのCD禁止令が出てしまったのです。
なんてこった。

いつかクリスタルボウルを七つ揃えて、自分の音楽で、また、人様の為にも使ってみたいもんです。

2015.2.4

「スカルプチャー」


しんごです
炬燵と湯タンポが放せぬ日々をおくっていますが、最近ロングネックバンジョーを戴いてしまい、冬なのに夏休みを過ごす高校生の如く浮かれている次第です
ま、ロングネックバンジョーの話はまたいつの日かに

さて…
今回は僕の右手の爪に着けている「スカルプチャー」について話そうかなと
スカルプチャーとはアクリルの爪で、いわゆるギャルが「長爪ファッション」で使っているものを僕はピック代わりに使用している
初めてスカルプチャーと出会ったのは30歳の頃
それまでは地爪を少し伸ばしたり、指の腹でギターを弾いていたが
地爪はすぐに削れるし、フラメンコ紛いのストロークをすると爪がボコボコになるし
特に爪の変形は痛くて仕方がなかった
弦は鉄だからね、そうなるわな
皮膚科へ行くと「ギターはやめた方がいいですよ」と言われた

ん~それは無理だ

友人に相談したところ「ネイルサロンで相談してみたら?」と言う
ほぉ~これは行ってみるか
とりあえず駅前にあったネイルサロンの看板を頼りに店へ行くと…
マンションの一室だった
これは大丈夫かね?
と思ったが、とりあえずピンポンを押すとギャルが出てきた
不振そうにこちらを見るギャルは「うちは男子禁制なんですよ」と言う
ヤバい!あっち系と誤解されているかも…
演奏するためにネイルをやりたい、という事情を説明するとオーナーさんに取り次いでくれた
そして何故かOKが出た♪
これをキッカケに僕はスカルプチャーと出会い、このネイルサロンに6年通った(笑)


スカルプチャーを着ける工程だが、爪に軽くヤスリで傷をつけてアクリルリキッドなる液体を筆に染み込ませ、その筆で粉末状のアクリルを付けて爪に塗る
最初はジェル状だが、時間が経つと硬質化し立派なアクリルとなる
それからヤスリで形を整えて完成
一本、1000円
僕は右手4本の指に着けていたので4000円
爪も守られ、安定した演奏が出来るなら安いと思った
それから僕のスカルプチャーは拍車がかかり、色を入りやラメ入りも着けたりした
完全に演奏とは関係ないが、これはこれで楽しかった
が…周囲の目はひややかだったと思う(笑)

ネイルサロン通いも楽しく、スタッフの方にも良くしてもらったし、施術の間の会話も日常と違った感じがして良かった
残念ながら僕が引っ越したことにより、そのお店を離れることになる

引っ越した先(今住んでるところ)の町はけっこう都会で、ネイルサロンも豊富で安心していたが
男子禁制だったり、スカルプチャーはやっていなかったり、となかなかネイルサロンが見つからなかった
どうやら今はスカルプチャーではなく、ジェルネイルが主流らしい
そして今…
お店探しが面倒となり、けっきょく自分でスカルプチャーを着けている(笑)
まあ、6年も施術を見てきたからノウハウはだいたい頭にある
まあまあ上手く着けれていると思う
自分でやるようになって材料費だけで済むようになり、かなりのコストダウン出来たのは嬉しい♪


スカルプチャーは着けたり外したりするのに時間がかかるから面倒だが
フィンガーピッキングをする方で「爪が削れるのが悩み」という方にはオススメだ
地爪の保護もそうだが、爪の一定の長さを保てるし、あの鉄弦にも負けない

が…
男がラメや色を入れると勘違いされるのは言うまでもない(笑)

2015.1.27


「我がVアコーディオン ベイダー卿」


ヒデコです。今回はVアコーディオンについて。

Vアコーディオンとゆうのは、電子アコーディオンのことです。
私は家での練習用に使っています。

アコーディオンは生音がそこそこ大きいうえに、うちは築60年のやたらと壁の薄い家なので、さすがに家でアコーディオンを鳴らすわけにはいきません。(レコーディングは無理矢理やりましたがね…)
なので、Vアコを買う前はスタジオかカラオケに行って練習をしてました。しかし、ずっとこれでは金がかかる。又、カラオケでアコーディオンを鳴らすと、壁をドンドン叩かれることもしばしば。
そこで、家で練習できるようにとVアコを購入。


スペックにもよりますが高いものだと50万円くらいの代物ですが、私が購入したのは中型の古いモデルで11万円。
カラオケやスタジオでの個人練習にかかる費用が大体一ヶ月で一万円くらいなので、一年使えば元はとれる計算です。
ですが…、やはり本物のアコーディオンとは違うので、はっきり言って蛇腹のコントロールの練習にはなりません。
どんどん改良を重ねている楽器なので、新しいモデルなら蛇腹の感度はいいんでしょうが、いかんせん旧型なもんで弱い押し引きでは音がちゃんと出ないのです。
でも鍵盤とベースボタンの練習は十分できるのでとても重宝しています。

まあアコーディオンでは「蛇腹8年」とゆう言葉があることでわかるように(つい最近知った)蛇腹あってのアコーディオン。
やはり本物のアコーディオンでの練習も欠かせません。
アコーディオンでも「左を制する者は世界を制す」らしいです。

ちなみに私のVアコーディオン、スピーカー内臓ではないので ヘッドホンを着けて使っている為、外から見ると蛇腹の動く「シュコォ~、シュコォ~」とゆう音と鍵盤を叩く音だけがします。
ボディーが妙に黒光りしていることもあり、「ベイダー卿」とゆう名がついてしまいました。
とりあえず強そうです。

2015.1.19


しんごです
誰が暖冬と言ったかは知りませんが…
確実に寒い冬ですな(笑)

さて
今、僕はフォークギターとかバンジョーを弾いているが、初めて触った弦楽器はエレキベースだった
プロフィールの「好きな音楽」に書いてあるが、僕はエマーソンレイク&パーマーの大ファンで、初めて組んだバンドがそのコピーバンドだった
僕の役回りはグレッグレイク
いわゆるベースボーカルってヤツ
だがグレッグレイクはベースよりもギターの方が上手いし、プログレよりもシンガーソングライター然とした小曲のソングライティングに長けていた
ベースプレイヤーとしてのグレッグは…
あまり注目すべきところはないかな(笑)
まあ、若き僕はそんな冷静な分析など出来ず、あのガキガキしたベースサウンドと英国人らしいボーカルが好きでを追いかけていた
おかげで、この頃の僕のベースの上達は遅かった(笑)

このEL&Pのコピバンの後に、サイケデリックやブルースロックバンドに参加した
いわゆる60年代70年代のヒッピーカルチャー
僕もそれにかぶれ、そのような格好をしていた
頭はオカッパ、にピタピタのシャツ、そして広がったブルージーンをはけば気分はウッドストック
ちなみにオカッパを選んだ理由としてはオックスの赤松愛とソフトマシーンのケヴィンエアーズである(笑)
好きなベーシストといえばジャックブルースにルイズルイス加部
写真にもあるが、当時の僕はギブソンのEB-Ⅱを使用しており、アンプでちょいと歪ませ気味にし、ブンブン弾いていた記憶がある
いわゆる「他を気にせぬKYなベース弾き」だった(笑)

当時は本気で60年代70年代の音楽に没頭していた
ヒッピーたちが信じていたように「音楽で世界は変わる」と信じていた
「過剰にかぶれていた」だね(笑)
それを若気のいたりとは思わないが
創造的ではなかったな…と
音楽もファッションも思想も、既にあったものにのっかっていただけだからね
さすがに今はあの頃より、音楽も考え方も大人にはなったと思うが
「音楽で世界は変わる」ということは今でも信じている


まあ、そういう話は呑みながら語ろうか


しかし懐かしい写真だ(笑)

 

2015.1.14


「ザッハトルテ」


年が明けましたね。
明けましておめでとうございます。
今年もしんごとひでこをよろしくお願いいたします。

今回は私ヒデコの番です。
私の心を動かした「ザッハトルテ」について書こうかと。
ちなみに、食べ物ではなくバンドです。

話はしんごとひでこ結成前、私がアコーディオンでの活動を志した頃に遡ります。
当時、これと言って好きなアコーディオニストがいたわけでもなく、アコーディオンの音そのものに惹かれてアコーディオンを始めたので、いざアコーディオンを弾こうとしたときに何を弾いてよいのかわかりませんでした。
そこで、まず聞くところから始めようと、アコーディオンの入っている音源を探しました。
図書館行ったり、インターネットを利用したり。
いろんなアーティストの音を聞きましたが、群を抜いて心が動いたのが「ザッハトルテ」の『お茶の間ヨーロッパ』とゆうアルバムでした。

いわゆるジャケ買いだったのですが、アコーディオンの音だけでなく楽曲が素晴らしくて。
また、アルバムタイトルもいい。
私は日本から出たことがありませんが、このCDを聞くと自分の心の中のヨーロッパに旅立つことができます。
まさにお茶の間ヨーロッパ。

ジャンルで説明するのは苦手なのでそういった説明は省きますが、このバンドはアコーディオン、ギター、チェロのトリオで歌なしのインストを奏でます。
また、チェロってのが音域的にズルい。

当時、ずっと続けていたバンドも活動休止となり、楽器を変え活動場所もがらりと変わり、いろいろ迷いながらも環境も心も大きく変化していく過渡期にいろんな意味で大きな原動力を与えてくれた一枚です。
私も彼らのように、聞く人の心を旅に連れて行くような演奏をしたい!と心を新たに、又、わくわくする音楽に出会った時の初期衝動をも甦らせてくれたわけです。

今、久々にこの音を聞きながらこのブログを書いていますが、やはりわくわくする。
初心忘れるべからず、ですな。な、一枚。

2015.1.5

「結成」


しんごです
今日は誕生日です
38歳です…

さておき(笑)
しんごとひでこの結成話でもしましょうかね

僕は社会人になってから名古屋に住んでおり、ソロで音楽活動をしていた
2011年の春頃、夏に東京で演奏をするため、対バンを探していた
思い浮かんだのは大学時代の後輩のバンド「唐草猫」
やつらはアルバムも作って精力的に活動しているという噂を聞いていたので、仲良かったドラムの木村ヒデコ(この時は我々はまだ結婚してません)に電話をして対バンを要請した
だが、ヒデコから出た言葉は…
「唐草猫は活動休止したんですよ~」

あらま!

しかし他に思いあたる対バンはいなかったので、ヒデコ個人に一緒に演奏しないかと聞いてみた
当時のヒデコはドラマーとして長年活動しており、彼女のパーカッションと僕のギターとバンジョーでステージを組み立てれば良いと考えたのだ
電話ごしにその旨を伝えると、思わぬ答えがヒデコから返ってきた
「最近アコーディオンを買って、ハマッてるんです」
ほぉ~♪アコーディオン♪あの蛇腹楽器を…ねぇ
これは面白そう♪

というワケで、ヒデコに僕の音源を送り、出来る曲だけを予習してもらった

そして夏…
ライブの一日前、僕は名古屋から関東に出て来て、にヒデコと合わせた
場所は登戸、摩川の河川敷だった(笑)
ヒデコがアコーディオンで予習してきた曲は「想像上のイギリスのテーマ」「朝のうた」それと高田渡の「長屋の路地」
ダラブッカでは「赤の風」「サントロペへと向かって」
ヒデコは最初「長屋の路地」を弾いた
ズンチャ ズンチャ鳴るベース音と軽快なメロディを聴いて、僕は瞬時に「これはクローハンマーバンジョーと合う」と思った
そして僕もバンジョーを取りだし、合わせると…
これまた昔懐かしの遊園地で流れてそうな、チャカポコした感じになった
それから「想像上のイギリスのテーマ」を合わせる
これは僕のセカンドアルバムの一曲目のマンドリン主旋でギターが伴奏のインストゥルメンタル
ソロで演奏していた僕では「ライブで出来ぬ曲」だった
これをヒデコと合わせると、まるでジョンカークパトリックとマーティンカーシーのような錯覚に陥った(笑)
僕の中で、ヒデコのアコーディオンと組めば「英国民謡を消化した独自の音楽」が演れるのではないか!
という期待が心の中で芽生えた

そして翌日…
横浜は野毛のルタンペルデュにて「しんごとひでこ」として演奏をした
リハ一回、ひでこのアコーディオンは始めて三ヶ月だったため、演奏内容はボロかった(笑)
だが、僕としてはアコーディオンと新しい音が拓けるという思いが強かったため、かなり楽しかったのを覚えている

これが「しんごとひでこ」の結成のキッカケだ
まさか唐草猫が活動休止とも思わなかったし、まさかひでこがアコーディオンを始めたとも思わなかった
我々も他のバンドと一緒で「偶然が偶然を呼び、偶然結成」したのである

2014.12.29



「ごあいさつ」


皆様こんにちは。しんごとひでこのひでこです。

この度ようやくホームページを開設することとなりました!

 

こちらのブログではしんごとひでこ交互に、音楽の話題を中心に更新していこうと思っています。

それぞれ個々のブログはありますが、こちらのブログを見たらしんごとひでこの音楽的なバックボーンがより見えてくるかもしれません。

 

一週間に一度くらいのペースで更新していく予定ですので、皆様、よろしくお願いいたします!


2014.12.23